着物をあれこれ着てみての備忘録
昨年末、数年前に亡くなった祖母の部屋の床と照明をリフォームして、その時不要品をここぞとばかりに捨てました。
その際箪笥を処分しようと中を見たら、大量の着物が出てきました。
まだ全部は見ていませんがほぼ紬やウールなどの「カジュアル」と呼ばれるようなもの。羽織もウールやレーヨン、帯も半幅や作り帯、あと名古屋帯などカジュアルなもの。フォーマルっぽいやつも黄ばんでいて「これ結婚式で付けられへんやろ…」という状態。その他帯留め、羽織紐、襦袢、反物…色々出てきました。
不思議なもので、サイズの合わない、趣味も合わない洋服はバンバン捨てられるけど、着物って捨てられないんですよね。
捨てられない→じゃあ着るか!
と、着てみました。
カジュアルに着る場合を周辺に相談したところ「ワンピース感覚で着たらええねん!」と言われ、あれこれ模索して着ている状態です。
今現在は友達と遊びに行くときにワンピースを着る感覚で着ています。
カジュアルに着物を楽しむための着方の参考になれば。
用意するもの
・コーリンベルトとウエストベルト
・着付けの本
以上!
カジュアルに着物を着るので「ワンピースを着る感覚」です。いわゆる和洋折衷スタイル。
とはいえ着物の知識とか(特にたたみ方!)は知らないとなー、と言うことで「アンティーク着物の事」が書いてあるこの本は買いました。
・着物の基礎知識
・アンティーク着物の事と対丈(お端折りを作らない着付け)が載っている
という二点が決め手でした。
・コーリンベルトとウエストベルト
どちらも着物を固定する腰紐を、ゴムベルトにしたものです。
着物の「上」を抑える物
所謂腰紐。着物の「下」を抑える物です。
ウエストベルトで着物を抑え、コーリンベルトで襟を抑える感じで着ています。あとは洋服で色々代用しています。
長襦袢の代わりにシャツ
いわゆる「書生スタイル」です。冬場だとヒートテックのタートルネックを着たりセーターを着たりします。
着る順番としては下着→シャツ→セーター→着物です。
古い着物は袖丈が以上に短いので、シャツの袖口が可愛い物をえらんでチラ見せさせても可愛い。
帯の代わりに太いベルト
なんかこういうの。
着物を着るときのハードルに「帯が締められない!」というものがありますが、「太いベルトで締めたらええねん!」と幅の広いベルトを着けるときもあります。
あと作り帯も非常に便利ですね。
自分で帯が締められるようになってもいまいち緩くて不安なので、帯締めの代わりに細いベルトを使ったりもしてます。
帯締めの代わりにリボンとベルト
「細い紐状の伸びないもの」ならなんでもいけます。私は細いベルトを使ってますが、リボンも可愛いですね。
帯揚げ
んなもんいらん!
下駄・足袋の代わりにいつも履いてる靴
冬場だとブーツはいい感じですね。スニーカーだとハイカットとかいいですね。私はパンプスを履いたりもします。
いちいち用意しなくてもなんとかなります。
アンティーク着物を着るコツ
祖母は身長150センチもない小柄な人でした。それに対して私の身長166センチ。
16センチも身長差があると、普通にきちんと着物を着るなんてほぼ無理です。
・お端折りを作らずに着る
「対丈(ついたけ)」と呼ばれる着方です。詳しくは着付けの本を見るとか、あとググってください。
・裾を思いっきり短くする
いわゆる「バカボン」スタイルです。ブーツの場合はこういう着方の方がブーツの金具とかに引っかからないのでオススメします。
肌が見えるのはちょっと…と言う人はタイツをはけばよろし。
最近は「見せる裾よけ」というものもあります。
マキシム丈のスカートを履く、というのも可愛いですね。
「どうしたらいいんだ…」と悩みながら、自分で「可愛い」と思う物をチョイスしながらあれこれ楽しんでます。
InstagramやTwitterで「#普段着着物」とか、着物系のハッシュタグであれこれ着こなしている人を参考にするだけでも楽しいですよ!
楽しい着物ライフを!