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残すことと見つけたり

見たり聞いたりしたコンテンツを覚えておくための、備忘録ブログです

トチ狂ったようでいて実は合理的な金沢~足利~東京の旅 1日目

そもそもの発端は去年の秋頃にノリとテンションだけで3月20日に開催された刀剣乱舞同人誌即売会に申し込んだことでした。

その後ゲーム「文豪とアルケミスト」にハマり、足利市で山姥切国広が公開される事が決まり「あ、これ、北陸までサンダーバードで行ってそこから北陸新幹線に乗って足利に行ったらあれこれ楽しめるよね!?」と気づいたのが2017年に入ってから。

むむさんがなんかやってたよなぁと思い出して、このルートの応用編な感じでルート決定

fromkyoto.hatenablog.com

私の場合は湖西の最寄り駅→京都駅でサンダーバードで金沢→北陸新幹線で高崎まで出て両毛線で足利→東武鉄道で東京→東京から京都まで新幹線、というルートです

旅費はだいたい3万5千円。

このルート、何も知らない人からしたら「アグレッシブすぎやしねぇか!?」って感じらしいんですが、北陸新幹線が通ってるからそうでもないのですよ。北関東パズルをさせたら栃木と群馬と埼玉の位置が怪しい人ですが(関西人なんてこんなもんです…)なんとかなった。

一日目は金沢三文豪の旅。北陸鉄道バスのフリー切符で全部回れるし、金沢文化施設共通観覧券で記念館は回れます。
金沢に宿泊して文学記念館以外を回るのも楽しそう。

城下まち金沢周遊バス|観光に便利なバス |北陸鉄道株式会社

共通観覧券 | 公益財団法人金沢文化振興財団

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徳田秋聲記念館近くの川…なんかこう、等間隔に見覚えが……

(記念館の外観はすっかり撮影を忘れてました)

徳田秋聲記念館は近代的な建物で

こんな文豪がここにいたんです!こんな作品あります!こんな有名人にこう評価されてます!書斎再現しました!こちら遺品です!特別展は息子さんとの親子展です!!あ、作品はオリジナル文庫で読めますよ!!!

って感じの、熱意あふれる展示でした。

休憩スペースから川も見られたり、交流ノートを買いたりじっくり見ることができます。個人的には11月になってから特務司書が来てるなーって事より「なんでこのノートに外国語(読めない)とか魔法少女の絵があるんだろう…」って事が気になりました。海外でも翻訳されてて読めるんでしょうか?あと魔法少女の絵は子供が書いたのかなんなのか…謎…

徳田秋声の作品は現在文庫本は「あらくれ」以外が絶版状態で(4月に黴と爛が収録された文庫が出るよ!やった!)手元に置くには徳田秋聲記念館オリジナル文庫を買うか全集を買うかの二者択一状態なので、「徳田秋声を知ってもらいたい!」という熱意に溢れてました

徳田秋聲全集(全3期42巻+別巻1) | 商品詳細 | 八木書店 出版物・古書目録

ぜんよんじゅうにかん……

文庫は通信販売もできます。

www.kanazawa-museum.jp

 「あらくれ」は本屋さんやamazonでも買えます

あらくれ (講談社文芸文庫)

あらくれ (講談社文芸文庫)

 

 

 文アル人気を反映してか、「黴」と「爛」が収録された文庫も出ますね!

黴 爛 (講談社文芸文庫)

黴 爛 (講談社文芸文庫)

 

 

師匠の尾崎紅葉からもらったハサミとかあるし、「行く道が少し違っただけで、師匠を否定したわけではないのでは?」と思うんだけどどうなんでしょうねぇ…

特別展は息子、徳田一穂(この方も小説家です)との関わりなど。親と同じ職業、それも小説家…どんな関係だったんだろう。
秋声は「子供は長男以外可愛いと思えない」と赤裸々に綴っていてそれはそれでどうなのと思う。

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どことなく鴨川っぽい

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バス停から記念館に行くまでの道で、実際に住んでいた辺りを通過します。屋敷は現存してません。

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記念館の前の家のわんこ。可愛かったのでつい。 ※飼い主さんの許可を得て撮影してます

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徳田秋聲記念館からこういう橋を歩いて泉鏡花記念館へ。歩いて10分くらいのところにあります

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車道です。普通に車が走っててびっくりした…金沢は非常に道が細かい上に車道も歩道もごちゃごちゃあるからびっくりする。

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泉鏡花記念館は生家跡(生家は火災で焼失)に、蔵と民家の外観をとどめた建物でした。内装は近代的になってます。

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お母さんじゃないんだ」と思うの、私だけじゃないと思う

泉鏡花記念館は「作品はご存知ですよね!あれを書いた人はこんな人でこんな人生でした!遺品はこちらです!あとうさぎとかうさぎとかうさぎとか!!」って感じでした。 ※特別展が鏡花が縁起を重んじ大切にした、向かい干支の兎の置物等の展示でした。

姪御さんと志賀直哉の執筆した「泉鏡花の家を訪ねたら溢れんばかりのうさぎの置物とかあってびっくりする」って一文が紹介されてたので、まぁお察しですね…。姪っ子容赦ねぇ…

明治の初めの頃、日本のうさぎと違う「外来種のうさぎ」を飼う事は当時流行したそうです。ペットブームは昔からあったのか…

遺品のキセル(奥様が和紙で作った吸口の蓋付)やタンス(埃が落ちるのを嫌がって家具は全部タンスに閉まってた)や火鉢(奥様のサイズに合わせた特注品)なども展示されてた…んだけど、正直うさぎしか頭に残らない…

潔癖症というか強迫神経症レベルな除菌グッズも展示されてました。私この人と一緒に住めねぇわ…

あとパネルを見て知ったんですが、

31歳で奥様と知り合って同棲→すぐに師匠の尾崎紅葉にバレて別れさせられる→32歳で尾崎紅葉死去、同棲再開→52歳で籍を入れる

20年も内縁状態だったの!?籍入れてなかったの!?

……ということにびっくりした。

 

室生犀星記念館は鏡花、秋声と離れた場所にあります。

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犀川とか

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犀星が幼少期を過ごした雨宝院などが近くにあります。

 

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サイ・リヴァー

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雨宝院はとても小さなお寺でした。

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どうでもいいけど雨宝院の向かいにある建物のテナントが気になってしょうがない。

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室生犀星記念館はとても近代的な建物で、近代的な内装で生涯、家族の事、作品などが展示されてました。三文豪の中で一番最近まで生きてたせいか、一番ボリュームがあった気がする。

犀星と言えば猫と杏、とばかりにグッズも猫猫猫杏猫猫、て感じでした。全体的に作品の展示より装丁の展示が多かったかな?最初は詩人として、後年は小説家として身を立てたのが時系列を追うとわかりますね。というか詩人って食ってけなかったみたい

私生児として生まれて母親を知らず育ち、ロクな学も受けず育って詩人として身を立て、結婚してやっと「血の繋がった」家族を得たと思ったら夭折…とか、目頭が熱くなった。

特別展は「犀星歳時記春夏編」

室生犀星が書き留めた春と夏の様子、雛人形など「春、夏らしいもの」の展示…だったのですが、詩人として、小説家としての細やかな視点や文章力より「女性が二の腕を出す夏って最高だよね!(超意訳)」って文章しか残らない残念な脳みそでごめんね!

室生犀星記念館近くの8番ラーメンを食べてこの日のうちに金沢を出立。行けてないところがたくさんあるのでまた行きたいです。

初日はこんな調子でした。2日目につづく。